前回のページまでは、女性器の美容整形として人気の高い施術として小陰唇の縮小のための外科手術についてお伝えしました。小陰唇は人によって大きさが異なり、肥大化していることが恥ずかしいと感じる女性のために、小陰唇を小さくするための手術が行われています。女性器の美容整形についてはさまざまな施術がありますが、この小陰唇の縮小手術に代表されるように、施術の内容が女性にとって「恥ずかしい」と感じられがちなものが多く、女性器の美容整形が現在のように社会全体に受け入れられるようになるまでには長い年月が必要でした。そこでここでは、女性器の美容整形についての歴史を詳しく解説していきたいと思っています。
女性器の美容整形については、非常に繊細なことです。たとえば先ほど述べた小陰唇についても、自分の小陰唇が他人と比べて本当に大きいのかどうかは、比べていないので判らないということが、当人の悩みを大きくしてしまうという問題があります。それは、小陰唇が人より大きかったり、形が少し違っても、そのことによって機能的な障害が起きることはないですし、つまりは「病気ではない」ということで、なかなかクリニックに行くモチベーションになりにくいということがありました。
それも現在では様々な情報がありますし、人に相談するのも以前に比べるとはるかにしやすくなっているという状況があります。つまり、小陰唇の問題一つとっても、今日までの歴史の中でずいぶんとケアをしやすくなってきているという事情があるのです。それにはやはり、女性器の美容整形についての啓蒙を行ってきた美容整形のクリニックやドクターたちの地道な努力が実を結んだと言えます。
小陰唇の作りについては、解剖学的に説明すると、小陰唇とは大陰唇の内側に接している部分のことで、左右でペアになっている器官です。女性の性器のヒダとして見えているのが小陰唇です。小陰唇は性器の前方で一つに合わさることでクリトリスを保護しています。女性器の美容整形では、こういった知識も必要になってきます。
この小陰唇は、サイズは幼少期では小さく目立ちません。色はその頃にはピンク色をしていますが、だんだんと思春期を迎えると、色素が沈着して色づいてきます。サイズもだんだんと大きくなります。女性器の美容整形について、次回はさらに詳しく説明していきます。